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やまなし青少年"夢"発信2001 〜希望のひびき〜

開催日 2001/12/16(日)
時間 11:00〜14:30(実際は45分押し)
場所 甲府駅南口信玄公像前
交通 JR甲府駅南口すぐ
座席 左の方
チケット代 \0
同伴 辻さん
曲目 木下航志君のメインライブ:???/イパネマの娘/枯葉/Over the rainbow/Take the A train/夢をあきらめないで/花/未来予想図II/ベストフレンド/君といつまでも/武田?の子守唄/翼をください/上を向いて歩こう//Caravan/きよしこの夜

感想  甲府までいってきました。会場に着いたら、準備に時間がかかっていたみたいで、いきなり30分押しでした。なので、そのへんをフラフラしてました。ライブとは全く関係ないですが、ガールスカウトの女の子たちが、「募金よろしくおねがいしまーす」と駅前で募金活動してたところに、60代ぐらいのおじいさんが絡んできて、よく分からない理由で女の子たちを怒鳴り散らしていました。恐怖のあまり、今にも泣きそうな表情でした。その後、大人達と警察が掛け付けてなんとか取り押さえたみたいですが。

 さて、フラフラして戻ってくると、竜王信玄太鼓保存会のみなさんの和太鼓演奏が始まりました。中高生10人ぐらいの演奏でした。冷たい風が強く吹いていたため、かなり大変だったと思いますが、太鼓の響きがずっしり伝わってきて、息も揃っていて、力強い演奏でした。和太鼓の演奏なんて、じっくり見たことがなかったので、よい経験になりました。

 次は「くり」という男女2人組ユニットの民族楽器を使った演奏でした。ブズーキ、ティンホイッスル、その他いろんな楽器を駆使演奏してくれました。最初はしっとりとしたものが多かったんですが、何曲か舞曲系のテンポの早いものもあり、情熱が伝わってきました。

 次は「伸太郎」という男性2人組のギターデュオの演奏でした。地元甲府では人気があるらしく、地元でのCDシングル売上1万枚とか、地元のテレビ番組に出演してたりとか、地元サッカーチームの応援歌を歌っていたりだとか、精力的に活動しているみたいでした。これから全国展開するようです。内容の方は、上質だったと思います。しかし、今のままでは、全国展開後も長く活動できるかというと不安なので、幅広く創作活動していって欲しいです。

 トークを挟んで、ようやく航志君の演奏が始まりました。航志君のキーボードに、トランペット、ドラム、ベースという構成でした。一番最初の曲と、「君といつまでも」の時は、航志君もトランペットを演奏しました。最初の5曲目までは、ジャズ・ボサノバ・シャンソンなどから選んだ有名なインストものの曲で、歌入りは6曲目からでした。アドリブの効いた演奏は、とても小学6年生の感性とは思えませんでした。航志君の場合、楽譜を見ることができないため、音楽を聴いて、それを感じ取った通りに演奏しているのだと思いますが、楽譜に捕われず、感じたままに演奏するというのが、彼のソウルフルなアドリブ演奏を生み出しているのでしょう。ボーカルの方も申し分なく、安定した伸びのある歌声で、声量もあり、身体全体で発声しているような、エネルギッシュな歌声に圧倒されました。これから声変わりしてしまうのがもったいないです(笑)。

 曲目としては、Kiroroの「ベストフレンド」をやってくれたのが嬉しかったかな。最後の「上を向いて歩こう」は全員で歌う形式でした。アンコールの「Caravan」は凄くハイレベルな演奏でした。締めの「きよしこの夜」は英語でした。鹿児島県の人には、こっちの寒さは大変だったと思いますが、寒さに負けず元気良く演奏してくれました。

 曲目を見て気がついたことがあるのですが、選曲された曲は、どの曲も一般的によく知られているものばかりなのです。いかにも航志君の両親が好きで聴かせていた曲、あるいはトレーナーの方が(練習用にせよ趣味にせよ)聴かせていた曲、という印象を受けます。確かにライブでは受けるかもしれませんが、ライブの選曲の通りにしか航志君に音楽を聴かせていないとしたら、彼の才能を十分に引き出すことが出来ません。実にもったいないことだと思います。彼には、もっといろんなな音楽を聴いて欲しいと思っています。彼はまだまだ若いし、他のジャンルを聴かせてあげれば、その音楽を吸収して自分のものにしてしまうだけの才能があると思います。

 それから、曲目の中に「自分の作った曲」が無かったことも残念です。これからは、他人の歌をコピーするだけでなく、創作活動も是非やってほしいと思います。

お土産 買ってきた方がよかった?
忘れ物 次のライブ(爆)

総評
 航志君の才能をうまく伸ばしてあげるのは、周りの大人達。
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